3月28日、東京はお日様の出ている気持ちの良い朝です。
パパさんを送り出した後の朝食中に微妙な揺れをを感じ、直後に宮城県で震度5弱の余震があったとTVに速報が出ました。
被災地ではいまだに燃料や食糧不足があるそうで心配は尽きませんが、インターネットやテレビの報道で少しずつでも被災地のペットに関する情報を得ることがあります。
おばあさんと二人で暮らす普段はお散歩を嫌がるような小型犬のおっとりしたワンちゃんが、11日の大地震の直後に家で様子を見ようとしていた飼い主を家から出るように促し、いつものお散歩コースとは反対の高台に向かいリードで飼い主を力強く導くように進んだそうです。
今は愛犬と一緒に避難所にいる年配の飼い主さんの家は津波で流されたらしく、家族として暮らす犬の本能により救われたとしか思えない出来事だったとか。
また、ある学校を利用した避難所では、飼い犬と一緒に避難した人たちが校庭に犬を繋いでいるそうですが、人間以上に食料に乏しい犬たちにもストレスがたまっていて、ワンワン吠える声がうるさい、どうにかしろと不満が出て来ているそうです。
<どうにかしろ!って、その犬をどうしろと言うのだろう?>と思いましたが、きっとその人もどうしろというイメージがあるわけでもないのでしょう。
人間もストレスが相当に溜まっている状況で、体調も万全ではないでしょうから、いつも静かな人間だけで暮らしている人には、犬や子供の声でイライラが増すことは十分に理解できます。
でも、犬や猫を家族として暮らす私たちにはとても辛い話です。
迷い犬になったワンちゃんたちもお腹を透かせて避難所の側にいて、自衛隊の人たちの周りを尻尾を振ってついてくるそうです。
自衛隊の方々もかわいそうで何か食べるものをあげたいけれど、人間にも十分にいきわたらない現状では心を鬼にするしかないそうです。
動物を愛する者としては早く犬や猫たちにフードを届けてあげたいし、この状況下辛い活動を続けてくださっている自衛隊の方々への感謝を私たちは忘れてはいけません。
この震災が起きてから私も色々と考えさせられ、人の世話がなくては一日たりとも暮らせないオルフェを抱える私にも、今までとは少し違う感覚が芽生えています。
私たちが家族として暮らす犬や猫ですが、もし東京が被災地でありオルフェの救出に誰かの手が必要な時、他にも救助が必要な人間が周りにいれば、私でも人間の救助が優先されることは当然だと理解します。
今までは <たかが犬だなんて言わせない、犬たちは私の子供と同じなんだから必ず守る!> と一途に考えるだけでした。
それでも、もしオルフェや三つ子を助け出せることができたら、それからは一緒に生きて行くこと以外は考えられないでしょう。
原発問題があり、何かあったら家に来てねと言ってくれる関西方面、海外のお友達はとても有難いです。
東京でも万が一の事態急転が起きたら、避難するのはどのタイミング???と考えました。
でも、この地が故郷である私たちには東京を簡単に離れることもできませんし、逃げるためにガソリンを満タンにしては被災地の方がもっと大変になるのです。
<何が起きても、その時は家族一緒!>と覚悟を決めたらずいぶん気持ちが落ち着きました。
今
災害時の愛玩動物入居可能の仮設住宅の確保を求める署名 (略)活動が緊急で行われています。
この署名活動はいつ私たちの為に役立ってくれる事になるかもわかりません。
我が家のようにアフガンが4頭いては一緒に避難所に移る事など現実的に不可能ですので、いざという時には避難所以外の方法を考えていますが、これが実現すればペットと暮らす多くの方は一つの安心感を得ることができるでしょう。
犬や猫が嫌いな方との地域をはっきり区分けすれば、トラブルを防止する事も十分に可能なはずです。
上記、署名活動を行っているサイトははTV番組のポチタマでラブラドールと一緒に全国を歩いている
松本 秀樹さん のものですが、← 松本さんのブログにはその他たくさんのペットがいながら被災された方々への援助情報がUPされています。
犬や猫と一緒に暮らすこともできないほどダメージを受けているかたには、一時預かりや里親を募集してくれるボランティアは大きな助けとなるでしょう。
また、目立った行動できないけれど、動物たちの為にお役に立ちたいという気持ちがある方(私のような^^)にも参考になる情報がたくさんあって有難いです。
正直、ポチタマはあまり見ていなかった私ですが、このような活動をしてくださる松本さんは心より感謝したいと思います。
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